どうしようもないことが
あるとはじめて知ったび
おかにあるおおきなきにもたれ
ふたりですわっていた
あらそいあうくににすむ
ぼくらがこいにおちるなんて
そうぞうもしていなかった
きみだってそうだろう

このおおきなきはずっと
ながいときをいきている
うまれるまえのぼくらのことも
しっているかもしれない

もしもうまれかわったら
このおおきなきのしたで
ぐうぜんであうことから
このこいのつづきをしよう
きみにむかってだれかが
えがおで「はじめまして」と
こえをかけてきたなら
それがぼくだから

きみのかみのいろがすきだ
きみのひとみのいろがすきだ
きみのはなすことばがすきだ
どれもぼくのとはちがう
たがいをみとめあえずに
あらそいあってばかりいる
にんげんをこのおおきなきは
どれくらいみてきたんだろう

つぎにうまれてくるときは
へいわなじだいがいい
かなしいことなしでもしあわせを
かんじられるぼくらがいい

もしもうまれかわったら
このおおきなきのしたで
ぐうぜんであうことから
このこいのつづきをしよう
ふたりのうえをかぜが
わたってはをゆらすおと
まるでやさしいあめが
ふってきたみたいだ

もしもうまれかわったら
このおおきなきのしたで
ぐうぜんであうことから
このこいのつづきをしよう
きみにむかってだれかが
えがおで「はじめまして」と
こえをかけてきたなら
それがぼくだから

こえをかけてきたなら
それがぼくだから

Composição: Noriyuki Makihara