夢を見た怖い夢を
遠ざかる背中に
凍えた

あるはずのその温度を
もう一度って
探してた

向き出しの一人の夜
逃げる場所も何もなくて

ああいつか戸惑いながら
自分を責めてた

だから側にいて
ずっとだと言って
悪魔の声をかき消すまで
失わぬように
そっと確かめる

大切な記憶は
過ちになっても
ねえなぜか美しいだけ

青い蝶
沖に入りの髪留めを
背中に飾って

風に舞う君はそれを
標本見たいって笑った

飲まれてく光るの渦
だけどとても優しすぎて

引き金を引ける準備を
私は知っていた

だから側にいて
ちゃんと触れていて
私が指に溶け出すほど
息の音を止めるそんな快楽で

乾いた約束は
ケロイドを残して
こんなにも愛しいだけ

だから側にいて
ずっとだと言って
悪魔の声をかき消すまで
失わぬように
そっと確かめる

いつかそのすべてが
過ちになっても構わない
愛におかして

Composição: Nana Kitade