きみのてできりさいて とおいひのきおくを
かなしみのいきのねをとめてくれよ
さあ あいにこがれたむねをつらぬけ

あすがくるはずのそらをみて
まようばかりのこころもてあましてる
かたわらのとりがはばたいた
どこかひかりをみつけられたのかな

なあ おまえのせにおれものせてくれないか
そしていちばんたかいところで
おきざりにしてやさしさからとおざけて

きみのてできりさいて おもいひのきおくを
かなしみのいきのねをとめてくれよ
さあ あいにこがれたむねをつらぬけ

とりをゆうやみにみおくった ちをはうばかりのおれをかぜがなぜる
はねがほしいとはいわないさ せめてちゅうにまうメリッサのはになりたい

もうずいぶんとたちつくしてみたけど
たぶんこたえはないのだろう このかぜにもいくあてなどないように

きみのてでかぎをかけて ためらいなどないだろ
まちがってもにどとあくことのないように
さあ じょうのおちるおとでおわらせて

すくいのないたましいはながされてきえゆく
きえてゆくしゅんかんにわずかひかる
いま つきがみちるよるをうみだすのさ

Composição: Seiichi Shindou