わたしいがい わたしじゃないの

さえないかおで ないちゃった よるを かさねて
たえまのない くらしを きょうも かさねた
よくなりそうな あしたに きたいする たびに
なんども きょうを きょうだいのうらに かくした

うつるわたしは なんかいも まばたきしては
かわるこころに かんたんに どうようしたわ
だけどいがいと めをつぶった しゅんかんに
わるくないなって おもいながら あしたをさっとったんだ

わたしいがい わたしじゃないの
あたりまえだけどね だから
むくわれない きもちも せいりして
いきていたいの ふつうでしょう

からをやぶった きになってる」 - だれかのこえがしたけど
からにこもった はずだった」 - わたしはもう そこにはいない
わたしになってみてよねえ」 - わたしになってみたいでしょう
こえにならない ことばで」 - じぶんがけむりにまかれた

はずかしくて いえないけど
わたしにしか まもれないものを
みをけずって つむいだら
あんていさ わるくないかもよ

わたしいがい わたしじゃないの
あたりまえだけどね だから
むくわれない きもちも せいりして
いきていたいと おもうのよ

わたしいがい わたしじゃないの
だれもかわれないわ
きょうをとりだして にげないようにして
あしたになげこんで めをあけたんだ

わたしいがい わたしじゃないの
どうやらあなたも そうだれも
かわれないって ことみたいね
せをむけて いいあった だから

わたしはもう こわくないんだ
よふけすぎを まつわ きょうも
むくわれない きもちを せいりして
いきてたって おもうの いきをすいこんだ

Composição: Enon Kawatani