あかしやのはなのしたで
あのこがそっとまぶたをふいた
あかいはんかちよ
うらみにぬれためがしらに
それでもなみだはこぼれておちた

きたぐにのはるもゆくうひ
おれたちだけがしょんぼりみてた
とおいうきぐもよ
しにきになればふたりとおも
かすみのかなたにゆかれたものを

あかしやのはなもちいって
あのこはどこかおもかげにおう
あかいはんかちよ
せびろのむねにこのおれの
こころにのこるよせつないかげが

Composição: Ishihara Yujiro