雨音いつものように
聞いていた涙と
アルバムいつものように
眺めてた片隅で一人
また見えない未来に怯えている
誰か抱きしめてただ愛してほしい
愛のかけらを
逃げ出さぬように砕けぬように両手で抱きしめ
このまま季節が通り過ぎても
あの優しさは忘れない

差し込む光に少し
めまいを止めて
私を包み込むように
優しく花びらが舞う

この街の景色の
色を変わって
あどけない優しい風が
方向を撫でる

空を見上げて
あの何もない無数の雲に
心奪われて

涼しい陽射しに
照らされたいの
少し笑顔に
慣れた気がした

いつか二人で
歩いた桜道で
変わらぬ想いと握り締めたその手は

つもの笑顔と
いつもの温もり
二度と時は
戻れないから

愛の桜は
この胸に散り決して二度とは
咲くことはないけど
もう一度いつかは
あの道を歩いてゆく
また花を咲かせるように

Composição: Ueda Tatsuya