Midare Gami

Misora Hibari

神の乱れに手をやれば
赤い気だし風に舞う
肉屋恋しや潮谷の岬
投げて届かぬ思いの糸が
胸に絡んで涙を絞る

捨てたお方の幸せを
祈る女のさが哀し
釣屋思屋我が恋ながら
沖の瀬を行く底引き網の
船に乗せたいこの肩情け

春は二重に舞いた帯
見えに舞いてもあまる秋
暗屋果てなや潮谷の岬
見えぬ心を照らしておくれ
一人ぽっちにしないでおくれ

Composição: