あのね もしも いますぐに
きみのもとへと
いけるならば このこえが
なくなってもいいや

めざすばしょが あまりにもとおく
ぼくはもうみちにまよいそうだ
こわれたじしゃくをあてにしてるんだ
だれかのかげにかくれてさ

なにかをてにいれるため
なにかをてばなすなんてことを
つづけてもきっとぼくらは
おとなにはなれない

たとえはなしはあくまでも
もしものはなし
こえがでなくなったなら
うたえなくなんだ

ちかづけばぴんとがずれてしまう
そのさきにあるものはなんだ
ゆうわくだらけでかすんでしまうよ
わすれたくないのに

なにかをたてにしながら
せいぎやかくごやかなかしみを
さけんだってきっときみにさえ
とどかないんだろう

おとぎはなしにきみがなけば
さびしくなるからよるをさけよう
あこがれてたのはそらじゃなくて
そらをみてたあのこだ

なにかをてにいれるため
なにかをてばなすなんてことを
つづけてもきっとぼくらは
おとなには

なにかをてにいれたくて
ながしたなみだやついたうそが
いつのひかきみやぼくのこと
おとなにするのかな

Composição: