やさしいひとのなりかたをだれかおしえてほしかった
たよれるひとのなりかたをだれかおしえてほしかった

あめにぬれてかさもさせずに
いることもどうでもよくなって
あかるさがきゅうにこわくなって
だいじょうぶじゃないよ だいじょうぶじゃないよ

いっしょにあるくのいやになって
でもひとりでいたいわけじゃなくて
めをあわせてわらえなくなって
だいじょうぶじゃない
それはだいじょうぶじゃないよ

なんど
きずつけまちがってしっぱいして
やさしさないがしろにしただろう
きずついてゆるしてゆるされて
おまえはいきろといわれただろう

みんなひとりぼっちだけど
こどくだけじゃない
あなただけここにいれば
こどくじゃない

そばにだれもいないこと
さびしいのみんなしってる
だれかのそばにいること
なんでこんなへたなんだろう

みみをふさぐのくせになって
でもこころをとざすわけじゃなくて
なれたふりつづけてるって
だいじょうぶじゃない
それはだいじょうぶじゃないよ

なんど
ぶつかってはなれてちかづいて
ただしいかたちをさがしただろう
けずれてこぼれておっこちて
とりもどせなくなってからじゃおそいからさ

さんざんなやんでやっとわかった
にんげんはひとりでいちゃだめだ
へいきになんかならなくていいよ
だいじょうぶじゃないよ
それはだいじょうぶじゃないよ

なんど
きずつけまちがってしっぱいして
やさしさないがしろにしただろう
きずいてゆるしてゆるされて
おまえはいきろといわれただろう

みんなひとりぼっちだけど
こどくだけじゃない
あなただけここにいれば
こどくじゃない

Composição: Tota Kasamura