闘あまりふたつ 今日越えて
果ては夢か幻か
さあさ 今宵お聞かせたまうのは
修羅と散る物語

浅き夢見し
うたたねの中で
人の定めはかくも儚きもの

己が刀 七つ花
相入れぬは許すまじ

この世はうたかた
流るるままに

闘あまりふたつ 宵もせず
見るは夢か幻か
さあさ 誰も彼もが手を叩く
穴美し あだざくら
夜明けに散るとも知れず

勝つも負けるも時の運ならば
覚悟を決めて
いざ押して参いれ

人は流れてどこへ行く
涙流れてどこへ行く
君よ悲しと思うても
今日を限りと決めた命よ

知らぬが花 恋心
叶わぬならああいっそ
この世はうたかた
流るるままに

闘あまりふたつ 今日越えて
見るは鬼か人の子か
さあさ 手を叩け もてもて
荒楽しや 花の宴
木綿の月さえ取らう

浅き夢見し
うたたねの中で
人の定めはかくも儚きもの

Composição: