かばんのなかにはいつでも
だいすきなしろのキャンディ
まっしろにすきとおって
あまいあまいじかんすぎる
まぶしくてうつくしいのに
どこかかなしいいろでとけて
ああなつかしいいつかのときのように

さがしてもみつからない
ほしかったじぶんはどこへいったの

くらやみがこわくてめをつぶってはしった
にげてるだけのひびがこころをかくしていった
さけびつづけたよ「ねえいまどこにいるの
うしろをふりむけば「ここにいるよ」とわらってた
かくしていたのはほかのだれでもないわたし

きょうもうまくわらえたのに
なぜうまくなけないの
なみだはいきばをなくし ふかくふかくしずんでく
ことばなどいみがないと
くちびるつよくかみしめても
きっとことばしかつたえるすべはなくて

だれよりもさきにいま
みつけたほし ひとつながれてきえた

なくすのをおそれて
むちゅうでにぎりしめた
てのひらひらいたとき
なにものこっていなくて
どうかおしえてよ「なぜなくしてしまうの
こころがいまこたえた「もういちどさがすためなんだ

くらやみがこわくてめをつぶってはしった
にげてるだけのひびがこころをかくしていった
さけびつづけたよ「ねえいまどこにいるの
うしろをふりむけば「ここにいるよ」とわらってた

もうすぐよあけがくるよ
かくしていたのはほかのだれでもないあたし

Composição: